女性会議 & Lady go ~Tsuwano~ 設立に思うこと

1期の福岡視察より1期の福岡視察より

平成28年、女性会議1期が発足したとき、メンバーはみな1人の主婦であり、母であり、津和野町に住む普通の女性でした。

普通の女性たちが、今までにない、何をするのかもイマイチ分からない「女性会議」というものに、それぞれ何かしらの期待をもって、恐る恐る参加した感じだったように思います。

「町長と話したい」
「町政について直接知ることができる」
「お茶をしながら日頃話さない人と話してみたい」
「町のために何かできることがあるなら」

そんな気軽な気持ちで参加したメンバーがほとんどでした。

いざ参加してみると、なかなか大変そうだと気が付くことにはなりましたが(笑)

それでも最初は戸惑いがあったものの、その後福岡視察や町長や役場の全課長との意見交換会という経験を経て、少しずつ変わっていきました。

これまで政治に関わる機会がなかった女性たちには

「どうすれば自分の思いが伝わるのか今まで意識したことがない」
「自信がない」
「やったことがないから不安」
「自分に変えられることなんてない」

というように、意見を出すこと、変えようとする事を、無意識にあきらめていたところがありました。

それが機会を得て挑戦したことで

「自分にも何か変えられるかもしれない」
「私にできることがあるならやってみよう」

に変わっていったのです。

繰り返しになりますが、女性会議に参加した女性は誰も特別な人間ではありません。

でも人口7,000人に満たないこの町では、1人の価値が必然的に高くなります。若い人たちはさらに少なくなるのでなおさらです。子育てや教育のことについて、本気で考えているのは私たち世代であり、私たちが声を上げないと見えない事、変えられないことがたくさんあるのです。

私たちは挑戦したことで、自分の存在価値に気が付き、この町の生活に興味関心を持つようになり、課題を見つける意識が持てるようになっていきました。

女性会議が独立した団体になったこと、行政から移住定住の業務委託を受けることになったことは、私たちのこれまでの6年間が認められたということでもあり、「私にもできることがある」という自信にもつながっています。

また、普通の女性がそう思えるようになったことが、この女性会議の何よりの実績であり、町が「若い女性が住みやすいまちづくり」に真剣に取り組んでいることの証ではないでしょうか。

女性会議で私たちに起こった変化を、もっとたくさんの町民のみなさんにも感じてもらえれば、一緒にこの町を自分たちの誇れる「住みやすい素敵な町」にしていけるのではないか。
子育てや教育に限らず、この町の課題は、誰かがどうにかしてくれることではなくて、自分たちで変えていけること。
それをこのLady go ~Tsuwano~でこれから実証していきたいと思っています。

ぜひみなさんも、

Let's make Tsuwano better together!
(一緒に津和野をもっとよくしていきましょう!)

Atsuko

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